タヒチ・タヒチアン情報


HEIVA I TAHITI(タヒチ7月祭)とは・・・

ヘイヴァの祭典は7月14日の『フランス革命記念日』を起源としています。
 実際にポリネシアがフランス保護下に入ったのは1880年6月29日のことでした。 フランスによる支配のもと、ポリネシアでもこの祭日を祭典として扱うことを命じられたのです。 ただし、ポリネシア人の参加は禁じられていました。 統治当局は、そんな住民のための特別なデモンストレーションと歌のコンテストを催行、その一方でポリネシアンダンスは、1880年から禁じられてきました。
 ポリネシア人はこの祭典を『チュウライの祭り』、つまり『7月の祭り』と名づけ、その後、この祭りの開催中にダンスが公に演じられるようになったのは20世紀初頭に入ってからのことです。
 その後、1984年9月6日、ポリネシア領では自治統治が始まり、それ以来、政府は6月29日を1ヶ月に渡って繰り広げられる祭典、 『ヘイヴァ・イ・タヒチ』の始まりの日として定めました。 ヘイヴァ・イ・タヒチは伝統的なポリネシア文化を祭るだけでなく、歌やダンス、スポーツ、手細工の競技会でもあります。


<オーケストラ・コンテスト>
規定プログラムと自由演奏の2つがあり、審査員は音楽の明澄さと正確な演奏を評価します。 自由演奏の部ではポリネシア音楽をふんだんに取り入れた演奏が要されます。 オーケストラでは伝統的な楽器が使用されます。
「トエレ」
 ポリネシア風パーカッションの代表的な楽器です。
「タリパラウ」
 大太鼓のことで大きな樽形の両端に子牛の皮で出来たしなやかな膜皮が張ってあります。
「パフ」
 クラシック音楽のオーケストラで広く使用されている太鼓と似ています。
「ヴィヴォ」
 ヴィヴォは三穴の竹製の横笛です。1つの鼻孔を親指で閉じ、他方の鼻孔で演奏します。

<歌のコンテスト>
伝統的な多重唱、ヒメネは初代宣教師らのもたらした聖歌とタヒチの多重唱歌とが融合して19世紀初頭に生まれました。
 一般にこれらの歌は、伝説の神、著名な酋長、守護動物を称賛するために作られました。 ヒメネには、アカペラ(無伴奏)によるゆっくりな調子で歌われるものと、伝統的なオーケストラと共に2,3人の歌い手が高韻律で合唱するものとがあります。
<ダンス・コンテスト>


ヘイヴァのメイン・イベントは、やはりダンス・コンテスントです。 ヨーロッパ人到来以来、官能的で挑発的なこの踊りを宣教師達が一世紀近くもの間禁じていたため、人々から忘れ去られていました。
 1950年代に入って踊りは復活しますが踊り子達は頭のてっぺんからつま先まで衣装に覆われていました。 後に踊りのルーツや文化的アイデンティティの模索が始まり、少しずつ本来のポリネシアンダンスへと姿を戻していきました。
 ヘイヴァでは、ダンスチームはプロとアマチュアの2つの部門に分かれて競い合います。
アマチュアの部門では伝統舞踊を、プロの部では伝統舞踊と自由創作舞踊との2つのテーマに基づいて踊ります。 ダンスの動きには、ポリネシア諸島のイメージとして特に有名なものが2つあります。 男性はパオティといって、膝を曲げてかかとを合わせ、膝をすばやく継続的に開閉させるステップを踏みます。 女性は、タムレといい、両足を地に付けたまま膝を相互に曲げることで、腰を動かす踊りをします。 ダンサーの男女は、伝統にのっとって性別に列をなし、幾何学様式にステージに並びます。 衣装も競技においては、重要な審査対象になります。
 それぞれ調和の取れた色合いや素材(植物の繊維、葉、真珠の母貝、花など)を用いてヘイヴァのテーマを基に独創的なデザインを施さねばなりません。

<スポーツ・コンテスト>
ヘイヴァでは、歌、ダンスコンテスト以外にも、次のようなスポーツが開催されます。
・レスリング
古代、マオヒ(タヒチ語で「タヒチの人々」)達はこのスポーツを特に好みました。
・槍投げ
ルールは地上7.5mの柱に吊るしたココナッツに向けて槍を投げます。
競技者は柱から22メートルさがった地点で列になり、7分間に約10回槍を投げます。
・岩持ち上げ競争
110kgから144kgの岩を持ち上げる力試し競技は、タヒチの住民がもっとも好んで観戦する競技です。 持ち上げる時の速度、競技人の体重と岩の重さの比率、完成度の高さを基準に勝者を選出します。
・ココナッツ割り競争
島の生活に根ざしたこの競技ではいかに早く200個のココナッツを割って中の果肉を出すかを競い合います。 1チーム3人編成でそれぞれ手斧でココナッツを割る人、剣で果実を取り出す人、布袋に詰める人と役割が決められています。
・フルーツ運び競争
レースには2種類あり、それぞれ約2キロのコースを30kg、または50kgのフルーツを運びます。 フルーツはバランスを保つために棒切れの両端に固定されます。
その他、レガッタやスポーツコンテストのメインイベントのカヌーレースなどもあります。

<ヘイヴァ・リマイ>

毎年7月の伝統行事に先駆けて、フレンチポリネアの最も優れた職人のための大規模な展覧会、ヘイヴァ・リマイが開かれます。 彫刻、網細工、縫い物などと、各諸島から貴重な専門知識がパペーテの一角に集います。
 独創的な真の芸術品を探し当て、遥か太古の文化を受け継いできた職人らによる手作りの宝物を買うことが好きな人にはめったにない機会です。
<資料参照:エア・タヒチ・ヌイ 機内誌 REVA TAHITIより>


Heiva I Tahiti 2005 順位


Hura Ava tau Hura tau
アマチュア部門 プロフェッショナル部門
 1位 HEI TAHITI  1位 O TAHITI E
 2位 NONAHERE  2位 TAMARII TIPAERUI
 3位 TE UI API NO PIRAE  3位 TEVAI TAI
ヘイヴァ・ヌイ2003

世界情勢など、諸般の事情により、プログラムは例年と異なっています。
TE HONO NUI(大スペクタクル)
日時:2003年7月26日19時−22時 場所:PATER スタジアム(2万人収容可)
タヒチの各諸島(ツアモツ、ガンビエ、マルケサス、オーストラル、ソシエテ)の伝統芸術、音楽、歌、ダンスが一堂に会し、“タヒチの伝統文化のパノラマ”として披露される。
FESTIVAL DE CHANTS ET DANSES(歌とダンスのフェスティバル)
日程:2003年7月23日−8月3日 場所:TO'ATA
例年と異なり、コンクール形式ではなく、フェスティバルとして、歌と踊りを披露する。
入場料は、2,000 CFP、1,500 CFP、1,000 CRPである。
HEIVA DES ARTISANS(手工芸祭)
日程:2003年7月23日−8月10日 場所:AORAI TINI HAU
FOIRE AGRICOLE(農業フェア)
日程:2003年7月23日−8月3日 場所:OUTUMAORO
JEUX DE TAHITI NUI(タヒチ大スポーツ大会)
日程:2003年7月23日−8月3日 場所:PIARE
日程:2003年7月24日−8月3日 場所:パペーテ船着場


★タヒチではヘイヴァのビデオ、DVD、CDなどが発売されています。  
詳しくはこちらから >>>
HEIVA I TAHITI 96 HEIVA I TAHITI 97 HEIVA I TAHITI 98 HEIVA I TAHITI 2001
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